なぜ日本では歩きながら食べない?なぜ街にゴミが少ない?

目次

ドイツ人カップルからの2つの質問から考えた、日本の美意識と禅

先日、ドイツから素敵なカップルが、京都のお寺での禅ヨガ体験に参加してくださいました。

お二人はとても日本文化に興味があり、そして何より、

「私たちは掃除が大好きなんです!」

と笑顔で話してくださった、とても素敵なお二人。

セッションの後、私に2つの興味深い質問をしてくださいました。

どちらも、私自身が日本で生まれ育ったからこそ、改めて考えさせられる質問でした。


① なぜ日本では、歩きながら食べる人が少ないの?

一つ目の質問は、

「日本では、道を歩きながら食べ物を食べないですよね?」

というものでした。

「コーヒーをテイクアウトしても、結局それを飲みながら歩いている人があまりいない気がして。僕もどうしたらいいのか迷いました(笑)」

確かに、外国人旅行者からすると不思議に感じるかもしれません。

もちろん、京都にも食べ歩きを楽しめる場所はありますし、観光地によってはテイクアウトグルメを楽しむこともできます。

一方で、日本では昔から、基本的に歩きながら食べることは「お行儀がよくない」とされる場面が多くありました。

私はその理由の一つに、禅的な考え方が、知らないうちに日本人の日常の中に浸透しているのではないかと思っています。

歩くときは、歩く。
食べるときは、食べる。

一つのことを丁寧に行う。

歩きながら食べていると、「歩く」と「食べる」のどちらにも完全には集中できません。

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せっかく目の前にある景色を楽しむことも、食べ物の味や香りを味わうことも、中途半端になってしまうかもしれません。

これは、まさに禅の考え方にも通じるものがあります。

禅では、特別なことをしている時だけではなく、日常の一つひとつの行為を丁寧に行うことを大切にします。

食べるなら、食べることに集中する。

歩くなら、歩くことに集中する。

そんな考え方が、長い年月をかけて日本人の暮らしやマナーの中にも自然に浸透していったのかもしれません。


② なぜ日本には、ゴミがあまり落ちていないの?

そして、もう一つの質問。

「日本は、どうしてこんなに綺麗なんですか?
どこへ行っても、あまりゴミが落ちていませんよね?」

これは、外国人旅行者からよく聞かれる質問の一つです。

私自身、これまで世界のいろいろな国を訪れましたが、確かに日本の街は比較的ゴミが少なく、公共の場所でも清潔に保たれていることが多いと感じます。

もちろん、これは一つの理由だけで説明できるものではありません。

「自分のゴミは自分で持ち帰る」という習慣や、学校での掃除、公共の場をみんなで綺麗にする意識など、さまざまな文化や習慣が関係しています。

でも、さらに日本文化の奥深いところまで考えていくと、私は「穢れ(けがれ)」という考え方にもつながっているのではないかと思います。


「穢れ」は、罪や悪いこととは少し違う

外国人の方に「穢れ」を説明するとき、私はよく、

It is not about being a bad person or committing a sin.

と説明します。

穢れは、単純に「汚い」という意味だけではありません。

日本文化の中では、心身や環境が本来の清らかな状態から離れ、生命力が弱まったり、調和が崩れたりしている状態として捉えることもできます。

「穢れ」は英語の sin(罪) とは少し違います。

悲しみ、嫉妬、ストレス、疲れなど、日々の生活の中でさまざまなものが少しずつ積み重なっていく。

そうすると、自分自身も、周りの環境も、少しずつ「濁って」いくように感じることがあります。

「穢れ」という言葉は、時に「気枯れ」=気・生命エネルギーが枯れた状態という考え方から説明されることもあります。


穢れは、パソコンの「キャッシュ」のようなもの?

私は外国人の方には、こんな例えを使うと分かりやすいと思っています。

パソコンやスマートフォンに、必要のないデータやキャッシュがどんどん溜まっていくと、動きが遅くなります。

だから、ときどき不要なデータを整理して、システムをリセットしますよね。

人間も少し似ているのではないでしょうか。

毎日の生活の中で、疲れやストレス、悲しみ、さまざまな感情が少しずつ積み重なっていく。

だからこそ、時々「清める」「整える」「リセットする」ことが必要になる。

そして、その考え方は、自分の身体や心だけではなく、自分が暮らす空間を綺麗にすることにもつながっているのかもしれません。

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「綺麗」という日本語が面白い

そして、ここで私が外国人の方にぜひ伝えたいのが、「綺麗(きれい)」という言葉です。

「きれい」は英語にすると、

clean
そして
beautiful

という、2つの意味を持っています。

英語では「clean」と「beautiful」は別の言葉ですよね。

でも日本語では、同じ「きれい」という言葉で表現することができます。

これは、日本人が昔から持ってきた美意識を表しているようにも感じます。

清潔であること。
濁りがないこと。
余計なものがないこと。
そして、美しいこと。

これらが、どこか一つにつながっているのです。

だから、日本では「掃除」は単に、

「汚れているから綺麗にする」

という行為だけではないのかもしれません。

空間を整え、自分自身も整える。

その場所にいる人が気持ちよく過ごせるようにする。

そして、心も少し軽くする。

そんな意味も、掃除の中には含まれているように思います。


掃除から禅へ。禅から日常へ。

お寺を訪れると、僧侶が境内を掃除している姿を目にすることがあります。

それは、単に「お寺を綺麗にするため」だけではありません。

掃除そのものが、一つの修行であり、日常の行為に心を込める実践でもあります。

私が京都のお寺で行っている外国人旅行者向けの禅ヨガ体験でも、ヨガのポーズだけをお伝えしているわけではありません。

日本の季節や文化、禅の考え方を少し知り、呼吸を感じ、身体を動かし、最後は静かに自分と向き合う。

「日本人はなぜ掃除をするの?」

「なぜ歩きながら食べないの?」

そんな一見小さな疑問の中にも、日本人が長い年月をかけて育んできた暮らしの知恵や美意識が隠れています。

そして、そうした日本の日常にある小さな習慣を紐解いていくことこそ、外国人旅行者にとって、日本をより深く知るきっかけになるのではないでしょうか。


京都のお寺で、日本文化を「体験する」

観光地を訪れて写真を撮るだけではなく、

なぜ日本人はこうするの?

という問いから、日本の文化や暮らしの背景を知る。

そして、それを自分の身体で体験してみる。

それが、私が大切にしている京都のお寺での禅ヨガ体験です。

ヨガの経験がない方でも参加できるよう、シンプルな英語で日本の文化や禅の考え方をご紹介しています。

京都を訪れる旅行者の方にとって、ただ「見る」だけではない、心と身体で日本を感じる時間になれば嬉しく思います。


旅行会社・体験プラン担当の方へ

現在、京都妙心寺にて外国人観光客向けの英語ヨガ&禅体験セッションを実施しています。

旅行会社や、訪日外国人向けの体験プランを企画されている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

  • 英語でのヨガ指導・文化説明対応可能
  • 通訳不要で安心
  • 少人数グループ・プライベートどちらも対応
  • 日本文化(禅・庭園)とヨガの融合体験

京都で、「心が静まる禅の体験」を一緒に届けましょう。

開催情報

場所:京都妙心寺

開催時間:8:00〜10:00/14:30-16:30
※日によっては日時を調整することも可能

内容:英語で行う禅&ヨガ/お茶&和菓子付きマインドフルネス体験

基本プラン詳細は下記より↓
※旅行会社様と一緒にプランさせて頂く場合は、金額などご相談させて頂ければと思います。

SUNNY YOU Yoga Studio


SUNNY YOU ☀️Yoga Studio

エアリアルヨガは少人数制の5人まで
キッズエアリアル、英語でキッズヨガ、
英語でベビーヨガ
アロマヨガ、インサイドフロー、
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住所:京都市右京区御室芝橋町11-12

最寄り駅:
嵐電御室仁和寺駅徒歩3分
市バス御室仁和寺駅徒歩5分
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SUNNY YOU ☀️Yoga Studio
代表 Agasa

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